拍手御礼SSS

□キラカガ
3ページ/8ページ



「キラー!!!」


「・・・って、カガリ??!」


いきなり、ノックもなしにキラの部屋に入ってくるカガリ。
いつものことだと言われればそうなのだが、もう少し、危機感とかそういうものを持って欲しい。

だって、僕、妹の君のことが本当に好きなんだよ?


「なぁに、驚いてんだよ!!!」


「もう、いい加減、人の部屋に入るときはノックすることが大切だって学んでよ・・・」


「いいだろ?双子の中だし!!生まれる前から、同じ部屋にいたんだし。」



それってお腹の中のこと?

カガリの冗談(?)に苦笑しながらも、見えないように深くため息をつく。


本当。
いつになったら、僕のことを一人の男性だと見てくれるのだろうか。
男性の部屋に来るってことは抱かれてもいいということをカガリはわかっているのだろうか。


「で、何か用があるから来たんでしょ?」


「そうそう、宿題がさー・・・」


そういいながら、床に座ってしまったカガリをキラは見下ろす形で見ることになる。
何気なくカガリの姿を見ると、キラは目を見開いてしまった。

カガリの部屋着の上はゆるい大きめのTシャツに、下は紺のジャージであった。
幸か不幸か、その大きなTシャツの所為で、カガリの胸元や谷間がちらちらとキラの視界に入ってしまうのだ。


「カ、カガリ?あとで教えるから・・・自分の部屋に帰ってくれない?」


「えー!!何だよ、それ。」


「いいから!!」


最後のほうは無理やりカガリをたたせて、部屋の外へ押し出す形となった。
そうして、ようやく一人となった部屋の中には意識しているからか、カガリの香りが残っている。


「あんなの生き地獄のなんでもないよ・・・。」


カガリには悪いと思いながらも、落ち着いている自分がいる。

あのまま、カガリが部屋にいたら・・・
多分自分の理性なんてすぐに姿を消してしまっていただろう・・・。


そろそろ、限界なのかもね・・・。


そう思うと、きらはまたため息をついてしまった。



end



-------------------------------

天然なカガリが一番悪魔?
キラたんごめんよ・・・。

まさに生き地獄だと思いまする・・・!!
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ