book1

□タヌキの恩返し
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えーっと、何て言うんだっけこういうの。
いや、そもそも現実にはあり得ないことだしさ、
夢だよね夢!
そう、夢だよ!!



 ─タヌキとキツネの恩返し




現在深夜2時、35分を回った頃かな。
俺は自分の部屋にいて、さっきまで寝てたからもちろんベッドの上。
一つおかしいのは俺の目の前にタヌキがいるって事。
しかもただのタヌキじゃない。
丈の短い着物を着て俺の目の前で正座をしてる。
正座だよ正座。
ちょこんと座ってるんだ。
外見は小さな子供。
だけどタヌキの耳と尻尾がついている。
しかもその可愛いタヌキが、
「助けてくれたお礼に何か一つお願いを叶えてあげる」
とか言ってるんだよ!
日本語で!!
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