黄
□05.イレギュラー
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※04.期間限定の続きです。
先に04.期間限定を読まれてからを、オススメします。
ぢゃないと意味わかんない。と思う。
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【躊躇いシャッフル】
●イレギュラー … いつもと違う状態。入れ替わる。
「あら?珍しい組合わせ」
バイト先で迷惑な客に付き纏われている、というナミに頼まれて護衛兼彼氏役を頼まれ、ルフィが『一週間限定でなら』ということで承諾したのが、昨日。
バイトで帰りが遅くなる夜道を警戒して、ナミの家まで送りに来ていた道すがら、ロビンと遭遇した。
「おっロビンだ」
「ロビン!仕事お疲れ様っ」
走り寄ると、背の高い女性はニコリと微笑んだ。
「ナミちゃんも、ルフィもお疲れ様。」
そう返した後、少し不思議そうに辺りを見回すと続けて問われた。
「どうしたの?二人だけ?」
「あぁ、これはちょっと大きな声で話せないから……、ねぇロビン、今日家寄ってかない?」
ついでに美味しいワインも手に入れたから呑みましょー♪
楽しげに話して、ナミとロビンはスタスタと歩き始めた。
それに少し遅れてルフィも続く。
「なー、ナミ。ロビンがいるなら俺帰って良いかー?」
「ダァメよ!レディ二人、危ないでしょー?!」
ムギュッと効果音が出そうな感じでルフィの頬を掴むと、また歩みを再開したのだった。