□05.イレギュラー
1ページ/5ページ

 
 
 
※04.期間限定の続きです。
先に04.期間限定を読まれてからを、オススメします。
ぢゃないと意味わかんない。と思う。








―――――――――――
【躊躇いシャッフル】



●イレギュラー … いつもと違う状態。入れ替わる。





「あら?珍しい組合わせ」

バイト先で迷惑な客に付き纏われている、というナミに頼まれて護衛兼彼氏役を頼まれ、ルフィが『一週間限定でなら』ということで承諾したのが、昨日。
バイトで帰りが遅くなる夜道を警戒して、ナミの家まで送りに来ていた道すがら、ロビンと遭遇した。

「おっロビンだ」

「ロビン!仕事お疲れ様っ」

走り寄ると、背の高い女性はニコリと微笑んだ。

「ナミちゃんも、ルフィもお疲れ様。」

そう返した後、少し不思議そうに辺りを見回すと続けて問われた。

「どうしたの?二人だけ?」

「あぁ、これはちょっと大きな声で話せないから……、ねぇロビン、今日家寄ってかない?」
ついでに美味しいワインも手に入れたから呑みましょー♪

楽しげに話して、ナミとロビンはスタスタと歩き始めた。
それに少し遅れてルフィも続く。

「なー、ナミ。ロビンがいるなら俺帰って良いかー?」

「ダァメよ!レディ二人、危ないでしょー?!」

ムギュッと効果音が出そうな感じでルフィの頬を掴むと、また歩みを再開したのだった。








 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ