□06.ライクォァラブ
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※04.期間限定と05.イレギュラーの続きです。
先に

04.期間限定
   ↓
05.イレギュラー

の順で読まれてからを、オススメします。
ぢゃないと意味わかんない。と思う。
ややこしくてスミマセン。







―――――――――――
【躊躇いシャッフル】





好きとか愛してるとか。
言葉にしたら何て陳腐。





ライクォァラブ





「こんのクソマリモ!よくも黙っていやがったな!!」

勢い良く、職員室のドアが開いたかと思うと、勢い良く、サンジがクルリとカールしている眉毛を吊り上げて突進して来た。

「……な、なんの話だ!?」

突然の事に、『クソマリモ』と毒された事に怒る事も叶わず一歩引いてしまう。

「知らばっくれんじゃねぇ!!」


ドン!!


机を勢い良く叩けば、辺りにいた他の教師達が興味深げな視線。

「だぁから!なんだっつーんだよ」

「ナミさんのストーカーの件、何で黙ってた!」

ギラギラした目で、ギリギリまで顔を付き合わせて唸る様に絞り出した科白。

「………あぁ、その事か」

頬を引きつらせながら、サンジのこの剣幕に合点する。
肩を押して、サンジを引き下がらすと咳払いを一つ。
それに、辺りの他の教師もこちらに寄越していた視線を元に戻した。

「テメェ、何一人で冷静なんだよ」

沸々と湧き上がる怒りを隠しもせずに、握り締めた拳もカタカタと震え出す始末。

「お前が怒るのも分からんでもないがな、あれはナミから口止めされてたんだよ」

「……っ!!」









 
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