名探偵コナン(連載)

□君がいるから
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確かに大きな家に住んでいそうではあるが…。


「…それに今日あったばかりの人物に家を貸すなんて不安じゃないんですか?奥さんも嫌がるかもしれないし…」
「だ、そうだよ?有希子」


私の問に優作さんは私の後ろをのぞき込むようにして声をかけた。
慌てて振り返ればそこにはとても美人な女性の姿。
この女性も私は知っている。


「まぁ、私も別に構わないけど…」
「工藤有希子さんですよね!?女優の時代からファンなんです!」
「あら!嬉しい!優作だけのファンじゃなくて私のファンでもあるなんて!もう全然うち使ってくれても許しちゃう!!家に帰ったときはいっぱいお話ししましょ!」


とても子持ちには見えないぐらいに可愛らしい彼女は私の両手を掴んでピョンピョンとその場で跳ねた。


「ということで、有希子の許しも出たわけだし、それになにより私は君を信用しているからね」
「信用、ですか?たった今あったばかりなのに?」
「君自身が嘘を言っているかどうかはわかるし、何よりビュロウの君は変なことはしないだろう?」
「なっ!?なんでバレて!?」
「あら、あなた今FBIって書いてあるジャケット着てるじゃない」
「……あっ」
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