名探偵コナン(連載)

□君がいるから
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「さて、優騎君のことなんだが、まだ所属されたばかりで慣れていない。よって教育係をつけようと思う」
「教育係、ですか?」
「あぁ、優騎君は銃が得意なんだったかな」
「はい。得意と言いますか。その成績が一番良かっただけですが…」
「いや、君の射撃を監督していた捜査官が言っていたよ。君はかなりの腕前だと」
「ほー」


確かに射撃の訓練の時にやけに監督者が興奮していた気はする。
しかし、自分がそんなに射撃が上手いは思っていなかったけれど…。


「ということで優騎君の銃の腕を磨くためにも教育係には赤井君についてもらいたい」
「え、シュウに!?」

その場にいる全員の視線が赤井さんに向けられる。
にも関わらず当の本人はマッチで煙草に火をつけて一服していた。


「赤井さんは射撃が得意なんですか?」
「FBIでは右に出る者はいないだろうな。もしかしたら世界中探しても難しいかもしれない」
「へぇ、そんなに。であればぜひご教授願いたいです」
「赤井君、いいかね?」
「…別に構いませんが私では教えるのに不向きじゃないですかね」
「であれば赤井さんから見て盗むことにします」
「…ふっ、いいだろう」
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