名探偵コナン(連載)

□君がいるから
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煙草から私へ向けられた視線は挑戦的で、まるで盗めるものなら盗んでみろ、と言わんばかりだった。
勿論、負けず嫌いな私はそれに笑みを返した。
その日から私と赤井さんは行動を共にすることが多くなった。





しかし、


「優騎、車の運転を任せる」
「え、はい」


突然車の運転をしろ、と言われていう通りにしてみれば彼は窓から身を乗り出して突然発砲。


「赤井さんっ!?」
「前を見て運転しろ」
「え、いやいや!突然なんで撃ってるんですか!?」
「……」


後にジェイムズさんに確認したところ赤井さんと私が追っていたのは最近ずっと逃亡していた強盗犯だった。


「赤井さん、せめて説明しといてくださいよ」
「…ふむ、善処しよう」
「(あ、ダメだこの人。もともと言葉足らずな人なんだ)」




なんてことや。



「優騎、この書類を任せる。今日中に頼むぞ」
「え、ちょ!?この書類の塔を今日中!?」


なんて言いおいて勝手に自分はどこかに行ってしまうこともザラで…。


「自分の仕事は自分でしろよ!こんチクショー!!」


思わず苦言をこぼしてしまわずにはいられなかった。
それでも、
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