名探偵コナン(連載)

□君がいるから
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今回もまたそうだ。
今回も赤井さんにわざわざ呼び出されて日本で黒の組織を追うメンバーに加えられたのだから。


「そういえば優騎君はこちらで生活する家を決めているのかい?」
「あ…はい。アメリカで偶然知り合った友人がこちらに家があるそうでそこを借りることになりました。住所は後で連絡しておきます」
「うむ、頼むよ。それから我々はまだそれぞれがFBIであることをバラシていないのでそのつもりで」
「了解です。なら私もFBIであることを隠した方がいいですか?」
「いや、優騎はFBIということで何かあれば周囲に伝えても構わない」
「え、いいんですか?」


てっきり私も正体を隠して行動しろ、と言われるかと思っていたが…。


「あぁ、とりあえず優騎だけはそうしておけ。その代わり俺たちとあっても親し気に接するなよ」
「…え、それは…寂しい」
「…子供か、お前は。俺たちもいずれはバレるだろうし、その時までに優騎は周囲の人にFBIの存在の信頼を作っておいてくれ」
「えぇ、地味に大変な仕事…」
「文句を言うな。だが、気を付けろ。お前がFBIだと周囲に言うということは奴らにもFBIが日本にいるということがバレ、下手をすれば命が狙われることになるかもしれん」


え、ということは一番危険な役回りが私ということなのでは…。
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