名探偵コナン(連載)

□君がいるから
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「うへぇ、分かりました」
「だからお前は基本的には俺のそばにいろ。お前はまだ気配の察知には疎いからな」
「…ああ、そうだ。赤井先輩は組織の奴らに顔バレてるじゃないですか。なら赤井先輩とは普通に会話してもいいんですか?」
「あぁ、だが俺はまだ日本ではFBIだと認知されていない。なるべくなら一般人には俺がFBIであると気づかれないのがベストだ」
「え、傍にいろって言うのに!?…あぁ、変装して傍にいろってことですね」


何かためになるのではないかと学んだ変装技術がまさかここで活かすことになるとは想像もしていなかった…。


「物分かりが良くて助かる」
「一緒に行動しない時はこのままの恰好でFBIとして名乗り、赤井先輩と一緒の時はFBIだとわからない様にしろ、と」
「その通りだ。頼んだぞ」
「了解です」
「それでは今日は解散しようか」


ジェイムズさんの言葉にそれぞれが席を立つ。
誰もが店を後にしようとする中私はふと思い出して先輩の背中に声をかける。


「あ、先輩」
「ん?」
「一週間ほど自由に動いてもいいですか?必要なものとか揃えたりしたいので」
「…連絡は取れるようにしておけ」
「了解です」
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