名探偵コナン(連載)

□君がいるから
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返事を返して先輩の後に続く。
キャリーバックは先輩の車の中なので取りに行かなければならない。
先輩の後ろを追いかけながらこれからの一週間の予定を考える。
まずは食材を買いに行ったり生活用品を買ったり…後は移動手段としてバイクでも買おうか。


「優騎、乗れ送ってやろう」
「やった!ありがとうございます!」


あわよくばと思っていたのでまさに願ったり叶ったりだ。
住所を伝えれば先輩は迷うことなくスイスイと車を走らせる。
もうすでにこの近辺の地理を頭に叩き込んでいるあたりが流石というべきか。


「そういえば赤井先輩はどっかに住まいとか借りてるんですか?」
「あぁ、勿論ジェイムズやジョディもな」
「へぇ、やっぱりそうですよねぇ」


そんな会話をしていると車が停止する。


「…住所はここだが、合っているいるのか?」
「えーと、はい合ってますね。工藤って表札にも書いてありますし」
「工藤?」


赤井先輩の声を聴きながら車からキャリーを下ろす。


「実はここはかの有名なナイトバロンシリーズの著者である工藤優作さんのご自宅なんですよ。前の電話の時にちょうど知り合ってご自宅を借りられることになりまして」
「、何?」
「いやー、優作さんも奥様の有希子さんもとってもいい人でしたよ。というわけで私はここを拠点にして行動しますので、よろしくお願いします。それでは」
「っおい!」
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