ハイキュー!!

□「生まれてくれて」
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※彼女設定です。



雪が降っていないとはいえ、東京も寒くなってきておりどんどん周囲の人々も上着を厚手に変えてきた近頃。
そんな今日が、私の大切な人の誕生日です。


「京治くん、お誕生日おめでとうございます」


なぜか敬語になってしまい、両手で掴んだプレゼントをまるで賞状を手渡すように差し出してしまった。


「…なんで敬語?」
「…え、なんと、なく?」
「なんだ、それ」


くすくすと笑いながらもそっとプレゼントを手に取り、ありがとうと優しく微笑んだ彼。
…同じ歳のはずなのに、ただそれだけでも大人っぽく見えるのはなぜなのか。


「開けてみていい?」
「どうぞどうぞ、気に入ってくれるかは分からないけど…」


ガソゴソと、でも包装紙を破かないように丁寧に開いていく京治くん。
こういうとこもなんか気遣ってくれてるみたいで嬉しいなぁ。


「あ、手袋と…ネックレス?」
「うん、そう。セッターの京治くんは手を大切にする必要あるだろうから、とりあえず冬はそれで寒さから手を守ってくれればいいなぁ、って思って」
「これは?」


京治くんが持ち上げて見せたのは一つ大きな天然石がついているシンプルめのネックレス。
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