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□もものこ
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※呉カル凌統総受け、甘凌オチ
※めちゃくちゃ下品
※本当に何でも許せる方向け



昔々あるところに、お爺さんとお婆さんが暮らしてしました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯へ行きます。すると、川上から大きな桃がどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。
「ふむ。随分立派な桃だな。孫策が喜ぶだろう」
お婆さんこと周瑜は華麗にその桃を掬い上げ、丁寧に敷布で包んで家に持ち帰りました。
仕事から帰った孫策は大きな桃を見て大喜び。早速刀を取り出し、勢いよく振りかざします。
「待て、孫策。何か音がしないか」
「そうか?何も聞こえないずぇ」
「念のため、ゆっくり切ってくれ」
「おぉ!」
言いつけを守って慎重に刀を入れると、なんということでしょう。種ではなく、赤ん坊が出てきたではありませんか。孫策は目を見開いて驚きましたが、すぐに笑顔で赤ん坊を抱き上げました。
「お前は今日からうちの家族だ!なあ周瑜!」
「ああ。では、凌統と名付けよう」

凌統は二人に愛情を注がれ、すくすく大きくなりました。
背が百八十七センチになった頃、村の役人が孫家を訪ねてきました。孫策と周瑜が話を聞くと、金銀財宝を盗み次々と村を襲う悪い鬼がいると言います。退治の依頼を了承しかけた孫策を止めたのは、節棍を手にした凌統でした。
「俺に行かせてください。育てられた恩返し、ってね」
得意げに片目を瞑る凌統に、孫策は可愛い子を度に出す決断をしました。周瑜も感動し、すぐに旅支度を始めます。元気が出るようにと精がつく実をたくさん練り込んだきび団子をいくつも持たせました。
「んじゃ、行きますかね」
凌統の旅が始まりました。

さて、鬼がいるという鬼ヶ島の手掛かりはほとんどありません。村のお役人は口だけだな、と内心詰りながら凌統が歩みを進めます。被害に遭ったという家の者を訪ね、鬼の衣をもらいました。そこで、鼻の利く犬がいるという情報を得て、別の村に向かうことに決めました。
半日で隣村に到着し、凌統は自身の旅路の順調さを自画自賛します。あとは犬を探すだけ、と辺りを見渡しながら歩いていると、明るい薄紅色の服を纏った髭面の男がやってきました。
「もし、そこの。もしかして食い物を持っていないか?」
「ありますけど」
「やはりそうか。とてもいい匂いがする。実は酷く空腹でな、すまないが少し、分けてはくれんだろうか」
男は呂蒙と名乗りました。年上の男性からそのようなお願いをされたことがなかったため、凌統は少し同情しました。二つ返事で了承すると家に誘われ、そのまま付いていきます。案内された家はひどく質素で貧乏そうでした。訊くと、病気の母に薬を与えるために、わずかな金銭を費やしていると言います。凌統は一層同情しました。
「そういうことでしたら、どうぞ沢山食べてくださいよ。俺んちのきび団子、結構いけますよ」
「本当に恩に着る。必ず何かで返そう」
そういってむしゃむしゃと団子を頬張る呂蒙を、凌統は温かく見守ります。ふと、自身の目的を思い出しました。
「あ、じゃあもし知っていれば教えてほしいんですが、鼻の利く犬さんを探してましてね」
「ん?」
「鬼ヶ島ってとこに鬼退治に行くんですが、場所がいまいち分からなくて。あるのは鬼の衣だけです」
取り出した布の一部を見て、呂蒙が顔を顰めます。やはり彼も鬼のことは知っているのだな、と思った途端に、勢いよく手首を掴まれました。呂蒙の手は熱く、驚いて見たその表情には先ほどまでの朗らかさがありません。
「いい匂いがするな」
「え?」
「そうか、お前からだったのか」
呂蒙が凌統の首筋に鼻を寄せ、舐め上げます。突然のことに、凌統は高い声を上げて反応してしまいました。油断した隙をついて呂蒙が凌統を押し倒します。
「えっ!?ちょ、ちょっと、呂蒙さん」
「俺は呂蒙、あだ名は犬だ。凌統、征伐に付き合う前に、お前を食わせてくれ」
「はあっ!?それは一体どういう、んんっ」
いつの間にか凌統の襟を割り開いた呂蒙が、現れた胸の突起を口に含みました。これには凌統も抵抗しますが、両手首を頭上でまとめて取られ、体躯を全身で押さえつけられるという不利な体勢では敵いません。乳首を舌で転がし、勢いよく吸われると腰が浮いてしまいます。力が抜けていく体を呂蒙は熱心に舐めていきます。
「やっ、やだって!呂蒙さん、ちょっと、勘弁してくださ……ひっ!?」
見事な手つきで下衣をずり下した呂蒙が、緩く勃ち上がった凌統の逸物を口に含みました。呂蒙は丁寧に丁寧に舐め上げていきます。両腕をとうに解放された凌統ですが、最も敏感なところを熱心に愛撫されては堪りません。もはや抵抗することもできず、流されるがまま快楽を受け入れていきます。
「あっ、も、イっちゃ、〜〜〜っ!」
呂蒙が喉を上下させながら、吐き出された液を嚥下します。凌統はあまりの恥ずかしさに顔を隠してしまいました。ほんの少し泣いていると、下半身へ更なる違和感が襲ってきます。
「な、なんでそんなとこ、ふぅっ!?」
「初めてか。優しくしてやるからな」
呂蒙がぬるぬるの液体をなすりつけた指を、凌統の後孔に挿し込みます。ゆっくりと侵入するそれを凌統は必死に拒みますが、また乳首を舐められると嫌でも脱力してしまいます。その隙を見逃がさない呂蒙が着実に指を増やします。
「うぁああっ!?」
凌統の悦点を見つけた呂蒙は、ねちねちとそこを狙います。逃げることも止めることもできない凌統は、ただひたすら喘ぎます。すっかり解れると呂蒙は指を引き抜いて、自身の猛った肉棒を取り出しました。虚ろな目で凌統が首を振ります。
「すまん。挿れるぞ」
「い、いやだ、ぁあああっ!!」
じっくりと腰を進める呂蒙に、凌統は思わずしがみつきます。何度か先端の抜き挿しが行われたかと思うと、最後にはぐっと奥に打ち立てられました。凌統は声にならない悲鳴を上げます。双眸から溢れる涙を舐め取りながら、呂蒙が探るように腰を動かします。揺すぶられる度に声が漏れる凌統に対して、呂蒙が囁きます。
「そういえばな、凌統。隣には母が寝ている」
「ふ、う……えっ!?」
「まあ、一度お休みになられると、馬車が通っても金具で釘を打っても目を覚ますことはないが……控えめに、な」
「んん〜〜!!!」
羞恥と理性により凌統は必死に声を抑えます。それなのに、依頼主はどんどん凌統をいじめてきます。再び探し当てた反応の良い箇所を穿ち、時々奥まで竿を埋めながら、桃色の突起を舐め回します。手の甲に噛みつく勢いで声を殺す凌統の頭を撫でながら、呂蒙はどんどん上り詰めていきます。
「くっ、お前の、中はすごいな……」
「ふぅっ!ん、うぅ!あっ、そこ、ダメ、イッ……〜〜〜っ!!」
「俺も行くぞ、凌統!」
獣のような声を上げながらラストスパートをかけます。爆ぜる直前にどうにか引き抜いた呂蒙は、凌統の胸と腹の上に精を吐き出しました。凌統が果てた時の白濁と混ざり、ぐちゃぐちゃです。大きく深呼吸した呂蒙がまた、微細動する凌統の頭を撫でました。
「うまかったぞ、凌統」
にっこりと微笑まれると、疲れた凌統はどうでもよくなってしまいます。そのまま、深い眠りにつきました。

(一日目)
犬 が 仲間に なった!


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