●Lupin the 3rd●

□ホームメイド
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「..ん″-‐ふぁ..あ、少し冷えてきたか?」


気だるそうにアクビをすると、次元はソファーから身を起こした。


「...五右ェ門も居ねえみてぇだな。」


ポツリ部屋に残された次元はまだ眠気の残る目で部屋を見渡すと、テーブルにあった飲みかけのバーボンを一気に飲み干した。


外を見ると、薄っらと朝の光が冷えた外気を覆っている。
久しぶりにここ。日本のアジトへやって来てから数日がたっていた。暖冬で雪が降る気配もない。


『ヤボ用できたから良い子にしてろよ♪』

何て言い残してルパンが出かけたのは昨日の晩の事だ。

「..俺はおこちゃまか」


あの奴の態度からして、女の所だろうと思う。



(暇だ...)


心なしか何時もより広く感じるリビング。


(今日..何かあった気ぃするんだがな..ん?)



「何だありゃ」

テーブルの上には、ホームメイド用のチョコレートとお菓子レシピ本。おもむろに手に取る。
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