執事様の書棚
□過去拍手☆
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悪夢は何度も甦る
「ア〜レ〜ン〜くぅぅぅぅぅぅん!」
「げっ…!コムイさん!?」
ちゅいぃぃぃぃぃぃぃぃっ――。
「やだなぁ…。そんな物騒なモノ構えて…危ないですよ」
「ふふふ…。うふふふふふふふふふ――」
「イノセンスも壊れてませんって!」
「――昨日、リナリーと街に行ったんだって?」
「えっ、ええ…。僕、よく迷子になったりするから――」
「僕のリナリーと――手、繋いでたんだってぇぇぇぇぇっ!!」
「アレンも懲りねぇな〜…」
「学習能力がねぇんだろ…モヤシだから」
「良かったな〜…ユウは、兄弟とかいなくてっ」
「…………」
――何処か遠くで、哀れな悲鳴が聞こえた――。
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