☆ゲーム理論☆

SFは人対人のFPS技量戦であり、他方では巧みな心理戦でもある。
技量に関していえば、いくら文面で技術を教えても当人の身体が習得せねば五十歩百歩である。
心理戦に及んでは、いくら普段から当人にコーチングしていても、いざ戦闘となったときに相手の心理を教えることは出来ない。
なぜなら味方は敵ではないからだ。敵の心理を完全に推し量ることなど無理であるし、相手がわざわざ教えてくれるはずはない。

そこで、心理戦的な部分をこのゲーム理論を知ってもらうことによって敵の行動パターンを読み解くヒントにしてもらいたい。
無論、この理論はSF以外にも活用できるし、私達の生まれるよりずっと以前から哲学者や経済学者、数学者達によって研究され続けているれっきとした理論である。

それではまずゲーム理論の概要をご覧いただきたい。
例1〜3までは特にSFとは関係ない事象をあげて理論の説明と表現の仕方を解説しているので、
めんどくさいと思う人は飛ばして先へすすんでもかまわない。

では実際にゲーム理論に触れてみよう
例1「切れた電話」
・・・文章が下手すぎで申し訳ない。
この例で示したことをもうすこし複雑にすることで、より詳細なデータが得られる。

さて今度はより複雑なカタチにしてみよう。これが後の解説方法の元になる。
例2「神を信じるか」
これはランク付けを解説する一例であった。
こうして利益にもランク付けをすることによって選択肢自体に差をつけることができる。

では一番よい選択肢を選ぶ方法を解説しよう。
すこし難しいが、これを見て欲しい。
理解していただければこの先の説明が相当ラクになる。
例3「ビスマルク海戦」
マクシミン戦略とミニマックス戦略は等く、ゲームには均衡点があった。
双方の戦略に均衡するポジション(2-2と2-2のところ)があった。それを鞍点という。
鞍点を算出することができれば被害を最小限にとどめることができるし、
戦局を有利に導くことも可能になる。
SFでもマクシミン戦略、ミニマックス戦略をとることができれば有利なのは間違いない。

〜本題に入る〜

さあ、ここまで理解していただけたらもうSFに応用できるだろう。
なぜキャンプしたがるのか、なぜ衛星全員上特攻がなぜ起こるのか、またラストに上特攻が起こりやすいのか、などを解説していくこととしよう。

その@

キャンプについての解説の前に、この例を参考にしていただきたい。
囚人のジレンマ
これは自分と相手が隔離されている状況でのかけ引きなので、SFの敵と味方の状態に似ている。
この例を応用すると1vs1になったときの心理を解説できる。

自分の考えていることは相手も予測しているかもしれない。
それを読むことができれば・・・
今回はキャンパーについて心理を読み解いてみた。
キャンプは場合によっては不利になる諸刃の剣でもあった。

次回は衛星上特攻の心理を解説してみることにする。

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ