小説

□任務
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火の国、木の葉隠れの里。
木の葉の忍者、
「うずまきナルト(下忍)」
は、次の任務先へと足を運ばせていた。

(・・・今日は何すんのかなぁ。また猫の世話?)

ナルトの顔が険しくなっていく

(・・・それだけは嫌だってばよ・・・。)

眉間にシワ寄せ、歩いていたら前方に人影が見えてきた。

「・・・あっ!」

ナルトの目が輝きだした。なぜならーーーー、

「サークーラーちゃん!」 
ナルトと同じ班員のメンバーかつナルトが思いを寄せている「サクラ」がいたからだ。
 
「あっ、サス・・・なぁんだ。ナルトかぁ。」
(サスケ君だと思ったのにぃ!)
 
「・・・?」

ナルトの表情がにこやかになる一方、サクラは不機嫌になっていく。

「サクラちゃんはいつも早いってばよ
 
「ナルトが遅いだけよ」
(早く来てサスケ君と二人っきりで話す予定だったのにぃ!)

サクラはツンっとしている。

「・・・サクラちゃん?」(あれ?なんか怒ってらっしゃる?)
 
「それよりナルト、今日の任務なんだかわかる?」
(サスケ君まだかなぁ)
 
「・・・知らないってばよ

サクラが「だめねぇ」とナルトにだめだしをした。
一方のナルトはしょんぼりと落ち込んでいる。
 
(少し言いすぎたかしら・・・) 
「まっ、昨日みたいに猫の世話とかはナイでしょ」

サクラが元気づけようとにっこりナルトに言った。

「そ・・・そうだってばよ!オレみたいな立派な忍はもっとスリリングな任務じゃないと!」
 
「無理無理!私たちまだ下忍じゃない。それに・・・ナルトはねぇ・・・。」

サクラが哀れみの目でナルトを見つめる。

「ひどいってばよぉ」 
サクラがフフっと笑う。
 
「まぁサスケ君とかなら・・・キャー

サクラの脳内にサスケが一気に写しだされる。

「・・・サクラちゃん?」 
「あ・・・。まっ・・・まぁまた猫の世話とかじゃないといいわね!」
(いけないいけない
 
「そっそうだってばよ!また変な任務じゃないといいってば「そうだといいんだがな」」

「「っ!!」」

二人が一気に振り向いた。その先にいたのはーーー、
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