テキスト

□Red Collar
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ちりん、と鈴の音を鳴らし気紛れにゃんこはやってくる。


「先輩。おたんじょーび、オメデトウゴザイマス」
また鈴の音。
越前の一挙一動に合わせて揺れる鈴は、首にはめている動物用の首輪に付いているモノ。

去年の海堂の誕生日に、越前が『越前用』に買ったモノである。


「去年は首輪付きのオレをプレゼントしたよね。」
「…ああ。」
キラキラと猫の様に輝く瞳。
「今年は、アンタ用に首輪をあげる」
海堂が呆気に取られる暇もないほど速く、首に腕を回した。
甘く、痺れる様な痛みが海堂の首筋に走る。


「…ねぇ、首輪あげるから、今年はアンタをオレにちょーだい?」


紅く咲いた薔薇の花びらの様な痕が、いくつも付けられる。
まるでそれは


「キスマークの首輪だよ」


楽しそうな気紛れにゃんこ。
ご主人様は観念した様に目を瞑り、にゃんこの口付けを受けました。

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