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□最大級のEgoism
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三年も引退を終え、秋の気配を感じる頃。新部長が海堂に決まった。日々の努力が買われた結果で、彼の人生は順風満帆に思えた。
だが、その日は、あまりに突然に海堂の身にやってきた。


『海堂部長。オレ、アンタとセックスしたい。』


ふたりきりの部室に響く、あまりに衝撃的で過激な言葉を、海堂より一つ下の越前は言いのけた。
「………はぁ?」
凄むことすら忘れ、呆気にとられてしまう。

いきなり何を言い出すんだ、このクソ生意気な一年め。アホじゃねぇのかてめぇ。脳みそ入ってんのか、コラ。第一ここは部室だぞ。不純なコト言ってんじゃねぇ。

そんなセリフも飲み込んでしまうほど。


「あ、オレ別にホモってわけじゃないっスよ?アンタのコト、好きでもなんでもないし。」
うんうん、と一人で相槌を打つ越前にまた絶句。
好き、というならまだ理解しよう。だが、何故。
「ただキョーミあったんスよね〜。男とヤるのって気持ち良いのかどうか」
そうか、ただの、興味本位。
「…っざけてんのか、てめぇ!」
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