テキスト

□理解不能のDesire
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あれから、一週間。
海堂の態度は、表面上はいつもとなんら変わらない。元々、親しくしていたわけではないから会話なんてなくても、まわりは気付かない。
ふたりの異常な関係に。


がたん、と部室に鈍い音が響く。
それは汚れきった淫行の始まりの合図。
「いや、だ…!」
思いきり抗えば、逃げられるはずの体格差。
それが出来ないのは。
「毎日毎日…。学習能力ないよね、アンタ。あの写真、バラまいていーの?」
「…っ、ちくしょう…!」
越前が海堂の弱みを握っているからに他ならない。
大人しくなった海堂に、優しく唇を落とす。
「イイ子っスね。」
歪みに歪んだ笑顔。
その裏に激情が隠されているコトを、海堂は知らない。


アノ日から今日まで毎日、越前は海堂を犯していた。
自分のエゴを突き通すために。
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