暁高校

□こうして
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こうしてオイラとサソリの先生は付き合うことになりました。パチパチ。
生徒と先生って、どうなんだろうね!て思った方も思ってない方もサソリの先生は誰もが認めるドSな方だと思うので、




「ちょ!何!いきなり!告白!?」

「その部類に入ると思うけどな」

「フオー…」

「てか、お前さっきの『ふぉ!』て何だよ!『ふぉ!』って!!」

「う、うっさい!!繰り返さなくて良い!!うん!!」

「生徒と先生とか関係なくね?」

「大胆発言というか爆弾宣言というか」

「要は愛だろ?」

「うっ…!」

「赤くなってんじゃねえよ!恥ずかしい奴!」

「そういうアンタもだいぶ赤いからな!!人のこと言ってらんねーだろ!うん!」

「で?」

「うん?」

「返事は?」

「ああ、」



この人が慌てたり焦ってる姿はレアだからな
もう少し泳がせて心の中で笑っていたいなーとか思ってたけど…

表情ひとつ変えない!!!

え!ふ、普通告白してる方って返事待つときソワソワして仕方ないもんじゃないの?
なんかふわふわしちゃうっていうか、心臓とかバックバクになって耳まで赤くなっちゃう様なもんじゃないの?
もしかしてオイラだけ?
そ、そんなバカな…この人なんでいつもの普通の顔して見てくるの?
なんで?オイラが恥ずかしくなってきたんだけど!もう何なんだ!なんだこの気持ち!
逆にオイラがふわふわしてきた!うん!




「ククッ!」

「な!なにがおかしいんだよ!」

「何かお前の方から告白したみたいな感じでふわふわしてるの見てて面白くてな!」

「ぬおっ!」

「ほんと、可愛いやつ」

「かわっ!…あの、あのさ オイラ、芸術は一瞬の美だと思っているからな」

「ああ、何とでも言え。俺は永久の美だと思っているがな」

「うぐっ!」

「だから何だよ」

「!」

「俺はお前が欲しい!
お前じゃなきゃ嫌なんだよ!
他の奴になんか絶対とられたくない」

「おお、お、」

「うっわ、はずかし…」

「うう、サ、サソリせんせ…」

「なん、うおっ!」



そのときオイラは嬉しくて夢中になって先生に抱きついた。
顔が涙でぐちゃぐちゃでそんなの関係なしに必死にサソリの先生にがっついた。




「だいすき」

「俺も」






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告白編終了\(^o^)/




 

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