NARUTO

□とある金髪が銀髪に教わったこと
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「旦那!」

「なんだよデイダラ」

「んー、」



デイダラはゴクッと唾を飲み、上目遣いでサソリを見る。
火照った頬が色っぽく見える。



「デ、デイダラ‥」

「旦‥那ァ‥」






遡ることおよそ1時間前。
リビングでだらだらしていたデイダラは暇そうに時が流れるのを待っていた。
同じく暇そうに飛段もやって来てデイダラに気付き、隣に座ってきた。



「よ!デイダラちゃん」

「飛段‥」

「随分暇そうにしてんじゃん」

「おまえこそな、うん」

「まぁな!角都のヤローも何か出掛けちまったし‥アジトにもほとんど誰も居ねえな」

「そうだなー」

「そういやデイダラちゃん、サソリのおっちゃんと仲良くしてんのか?」

「んー、そこそこかな!うん」

「ふーん!でも今のデイダラちゃんも可愛いけどもっとサソリに気に入られる方法があるぜ?」

「えっ!ど、どんな?」

「色気だよ!色気!」

「いい、色気‥」

「そっ!それ身に付ければ今よりもーっとサソリのおっちゃんもデイダラちゃんのこと好きになると思うぜ!」

「い、色気って‥オイラわかんねえし、うん‥」

「俺がよく角都に使う方法おしえてやろうか?それやるといっつも角都は欲情してだな」

「し!知りたい!!教えてくれ飛段!!うん!!」

「デイダラちゃんにだけ特別だぜえ?」







ということがあったため、デイダラは今まさに飛段から伝授された方法でサソリをおとそうと真っ最中だった。
一方、サソリはいつもと違う雰囲気のデイダラに混乱を抱く。
どんどんと迫りくるデイダラに抗う気にもなれず流されていくサソリ。



「旦那‥旦那!旦那ァ!!」

「デイダラ‥?」



デイダラは顔を近づけて耳元でサソリの名前を囁く。
囁いてから耳を舐めてから甘噛みし始める。



「オイラ、何よりも誰よりも‥旦那が好きだぞ‥うん」

「デイダラ‥おまえ、」

「‥‥うん、」

「溜まってるのか?」

「え!」

「口で言えねえお前の性格なら俺がよく知ってるからな」

「ち、ちが‥う‥」

「なにが?俺に欲情してほしかったんだろ?」

「ぐ‥!」

「図星‥だろ?」

「‥う、んん!」

「クックック!まるで蜘蛛の糸に捕まりに来た蝶だな‥」

「や、あ、う‥」




とある金髪が銀髪に教わったこと





(かわいいぜ、デイダラ‥)

(色気だせたのかなオイラ‥?)

(出さなくても充分だよ、クックック‥)




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デイはきっと旦那のためになれば何しても可愛いと思う(^p^)




 

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