暁高校

□授業中書いた手紙A
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あらすじ(^o^)
大好きなサソリの先生に手紙を書いたというのに無くしてしまったデイダラくん!
職員室で騒ぐだけ騒いで飛び出していったデイダラをサソリは「なんだアイツ、」と呟いていたのでした。
ちなみに今はテスト期間なのでサソリ先生はピリピリしていたようです。




「ない!‥ない、ないぃ‥‥うん」

「どーしたんだよデイダラちゃん」

「飛段!」

「何か無くしたのかよ?」

「‥‥い、いやあ」

「言えって!オレら友だちだろ?」

「飛段‥‥オイラ、その、言うとおり無くしたもんがあって」

「なにをなくしたんだ?」

「‥て、てがみ‥」

「手紙ィ?またデイダラちゃんが誰に?」

「だ、誰だって良いだろ!!兎に角大事な手紙なんだよ!うん!」

「わかったって!!デイダラちゃんの手紙を探せば良いんだろ?オレに任せろって!」

「うん‥あ!でも中は見ないでおくれよ!うん!」

「オッケーオッケー!任せとけって!!」

「とりあえずオイラは職員室までの道のり探すかな、うん」


トボトボと淋しい背中を見せながらデイダラは歩き出した。
足元を見ながら歩いていると前から来た人にぶつかった。


「いてっ、」

「あ、ごめんなさい‥うん」

「お、デイダラ」

「うん!?サソリの先生!」

「どうしたんだよデイダラ、元気ねえな」

「そんなことないよ、ていうかオイラ探してるものがあるから‥」

「探し物って‥これか?」


サソリの懐から出てきたのは正しくデイダラの書いた手紙。
デイダラは口を開けて手紙を見詰める。


「な、なんで‥」

「あん?お前が職員室出てった時に落としてたぞ」

「うそ‥‥マジで?」

「マジ。つーか手紙、読ませてもらったぜ」

「うぎゃあああ!!!」

「ククッ‥顔、真っ赤だぜ?」

「ーーッ!!」

「今日、一緒に帰るか?」

「う、うん」

「‥家まで送ってやるよ」

「えっ!!めずらしっ!いつもは駅までなのに!」

「俺を手紙で褒め倒したって何も出ないけどな、今日だけは特別だ」

「先生‥」

「しかしお前、手紙だと恥ずかしい事書けるんだな。"いつかオイラと結婚してください"とか"子どもは3人以上が良いな"とか「わあああああっっ!!!!!」

「どっちが生むんだよ?お前か?」

「じょ!冗談だろーが!!うん!!」

「手紙だと書けるんだったらお前、俺と文通でもするか?クックック!」

「ええっ!」

「嘘だよ。今はメールがあるだろ」

「おおう‥」

「放課後、保健室来いよ。待ってるから」

「う‥うん!!!」






(先生、だーいすき!うん!)

(知ってる)

(えへへー!)







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