NARUTO
□コトノハ間違い
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「おーいデイダラ」
「うん?なんだいクソリーダー」
「く…デイダラ、リーダーに向かって何てこと言うんだい?ん?」
「なんだいクソリーダー?うん?」
「そ、そんな目でそんな言葉発するんじゃありません!!」
「分かったって、で?何の用?(相変わらずめんどくさいなーこの人)」
「あ!いま面倒くさいって訴えてたでしょ!心の中で!!」
「思ってたから用件は何!早く言っておくれよ!!」
「ったく、何か本当に面倒くさくなってきたから用件を言うと、サソリにコレを渡してほしいんだ」
「うん?なにこれ」
そう言われてリーダーから渡されたのは普通のものより一回り大きな紙袋。
中身は分からないけれども結構たくさん詰まっている様で重かった。
「んおもっ!!」
「どうやらサソリ宛てのクリスマスプレゼントらしいんだ」
「ええっ!!誰が!!」
「多分その辺に住んでる人じゃないかな?アイツ何だかんだモテるからな」
「なにそれ、納得いかない。うん」
「おやおや?嫉妬かいデイダラくん」
「うっざ!!うん!!ていうか仮にもS級犯罪者って呼ばれてる人にファンなんて出来るのかよ!!うん!!」
「そこが俺にもよく分からんのだがな。でも届いてたものはちゃんと渡さなければ送った方の人が可哀想だろ?」
「ていうか住所知られてるんだよね!引っ越さなくて良いのかよ!アジト知られてるんでしょ!うん!」
「その辺はスルーで☆」
「…暁という組織はそう長くないと思う…うん」
「じゃ!そういうわけでサソリに渡しておいてあげてね☆」
「あ!ちょ、」
そう言うとペインは軽快に小南の名前を呼びながら去っていった。
その場に一人残されたデイダラとサソリ宛てのプレゼント。
「旦那って、なんでモテんだろ…うん」
仕方ないか、と口からこぼしてからトボトボとサソリの部屋へと向かうデイダラ。
コンコン、とノックすればそこから先はサソリだけの空間。
バラバラになったヒルコやお気に入りの三代目風影だって普通に置かれている。
「はいるよー旦那」
「なんだ」
「これ、どっかの女の子からクリスマスプレゼントらしいよ、うん」
「は?もうクリスマスなんて終わってるじゃねえか」
「そこ?でも届いたものはちゃんと渡さなきゃって(リーダーが言ってたよ…)うん」
「ふーん(何も思わずに良心で持ってくるとはデイダラ…)良い子だな」
「……うん!?旦那!こんな身も知らずの女の子の方が良いってのか!うん!」
「はあ?いや、俺はただ良い子だなって言っただけ」
「問答無用!!オイラは誰よりも旦那の事大好きなのにプレゼント送ってきた女の子の方が良いなんて…」
「お、おまえ勘違いしてんぞ」
「うるっさーーいっ!!かーつっ!!!」
デイダラは怒りのあまり爆破させました。
サソリの部屋で。
やばいと思ったサソリは咄嗟の判断ではあったが砂鉄で周囲を囲み、身を守る。
だが、プレゼントは完全に燃え尽きてしまった。
「おわ、やっちゃった…うん」
「よくも爆発させたなオラ」
「わ、わわ、ごめんよ旦那!オイラ、頭に血がのぼっちゃって」
「問答無用!!今度はお前の部屋を俺がメチャメチャにしてやる!!」
「大人気ないよ旦那!!うん!!」
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THE☆言葉の間違い!
この2人はよくやってそう(^p^)