暁高校

□邪魔があるからこそ成り立っているものだってある
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サソデイ←トビですかね!
サソリさんはあんま出ないです!
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「デイダラさーんっ!!」

「うん?なんだトビ」

「さっきサソリさんが呼んでましたー!」

「そっか、ありがとな!うん!」

「デイダラさーんっ!あなたの初めては僕にしてくださいねーっ!!」

「なにでかい声で言ってんだよ!!うん!!」

「あんな男に奪われないでくださいねーっ!!」

「先生を悪く言うな!うん!!」



ったく!アイツはなんでオイラとサソリ先生との間に突っかかってくるんだ?
べつにオイラたち何もしていないと思うんだけどな、うん
とりあえず職員室まで来てみたけど先生がオイラを呼ぶなんて…よくあることか!




「失礼しまーす、うん」

「ん?誰か先生をお探しですか?」

「青い…うん」

「なっ!いきなり何なんですか!!あなた失礼ですよ!!」

「それよりサソリ先生いますかー?」

「ああ、サソリ先生なら多分保健室じゃないでしょうか?」

「なーるほど!失礼しましたー」

「私は青い人ではなくちゃんと鬼鮫っていう名前が…あ、ちょ!!」



ガラガラピシャン!
保健室かー、ここからだとちょっと遠いけどあの人の約束を破る方のが荷が重いからな、うん



「デイダラさーん!」

「トビ!」

「特に用はないんですけどデイダラさんの安否を確認しに来たんですが、随分早かったですね!」

「いや、職員室に居なかったから保健室に行こうと思って」

「保健室ッ!?あ、危ないですよデイダラさん!!僕も一緒に行きます!!」

「え、いいよ…うん」

「いいえっ!!デイダラさんが何と言おうと僕はついていきますっ!!デイダラさんに拒否権はありませんっ!!」

「そこまで言うなら良いけどよー…たぶん先生にジャマ扱いされるだけだと思うぜ?うん」

「フッ、大丈夫ですって!」

「しょーがないなー」



そういうわけで何か分かんないけどトビもくっついてきた。
弱ったなあ、サソリの先生はトビと仲良くするなって言ってた、なんか、正直、コイツめんどくさい…うん



「デイダラさん!!もし初めてでも僕がエスコートしてあの人は考えられないぐらい優しくしてあげますからねっ!!」

「…なんの話だよ、うん?」

「あの人は鬼畜でドSですから今までデイダラさん無茶していたかもしれませんが僕がすーぐに気持ち良くしてあげますからねー」

「…」

「あ!待ってくださいよーデイダラさーん」



逃げた。
とりあえず先生に会いたくて、あのぐるぐる仮面から逃げた。
何か分かんないけど、何の話してんのか知りたくないけどとりあえずコイツから離れたくて仕方なかった!!うん!!



「せんせーいっ!!」

「…フッフッフ!!無駄ですよデイダラさん!今日はサソリ先生は居ませんよ!!」

「んなっ!」

「今日は出張で1日中、学校に居ないんですよー!!」

「や、やばい!!」

「ここまで読んだ僕の作戦勝ちですよ!!さあ!そこのベッドへ行きましょうか!!」

「いやだ!!うん!!」

「そんな嬉し泣きしないでくださいよー!」

「誰がっ!!」

「ほんと可愛いですねーデイダラさん。男にしておくのは もったいないぐらいですよ」

「は、離せっ!!うん!!」

「さあ、僕と一緒にベッドへ」

「せんせーーーいっ!!!」







「うわわわっ!!ちょ!何すかコレ!!」

「…?」



その時トビの足元には液状のボンドみたいなものが沢山零れていて上履きがベッタリくっついてる状態だった。
な、なんなんだコレ…



「ええいっ!!こんなもの上履きを脱いじゃえば!!」

「いぎゃあああ!!来たーー!!」

「そんな、バケモノみたいに言わないで下さいよー!って、わあっ!!」



オイラには見えた。
ボンドみたいなものが地面から動いてトビの足を絡まって動かない様に固定するように動いたことが
トビは前ばかり見ていたから多分気付かなかったと思うけど、うん



『これが作動したってことはトビ、おまえデイダラに手ェ出したな?』

「先生っ!!」

「サ、サソリ先生!?」



近くの机に置いてあった小さな木で出来た置物が喋っていた。
どうやら既に録音してあったものらしく、雑音でザワザワ騒いでるのが聞こえてくる。



『お前も懲りない奴だな、デイダラは何があっても渡さねえからな』

「先生…」

「うぐぅ…」

『デイダラ、すぐに帰るから良い子にして待ってろよ?』

「うん!何かどことなく子どもに言うような言い方だけどスルーするよ!うん!」

『トビ、お前、覚えてろよ?』

「ひいっ!!ぼ、僕…あの人が苦手です」

『じゃあ、これはこれで阻止出来た事になったから良しとするか、お前ら明日になったら学校来るから覚えとけな?』

「はやく明日になってほしいな、うん。じゃあトビ!また明日な!うん!」

「えー!デイダラさんってば!僕のこと助けてくれないんですかーっ!?」

「自分で抜けろ!うん!」



そうして保健室で足がベトベト状態のトビを置いていった。
また同じ様な事されても困るからな!うん!




「ほ、放置プレイって思えばいいのかな…?」



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トビくんドンマイ話です(^o^)←




 

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