暁高校

□当日の朝
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そして時はあっという間に宿泊の日になり、デイダラの顔色もすっかり回復してニコニコしながら飛段と宿泊の話をする。


「おっす!飛段!」

「よぉ!デイダラちゃん!やっと来たなお泊まり!」

「お泊まりって!まあ、変わりないけどな!うん!」

「こういうのって楽しいよなー!!俺今日は寝ないぜ?」

「マジか!オイラはちゃんと寝るからな!うん!」

「えー?デイダラちゃんはサソリちゃんの部屋でアッハーンだろ?」

「うああああああああああ!!!!!!!!!!なっ!!なんっ!!!」

「あー?何でかって?角都から聞いたんだよ!ついでに言うと俺と角都も出来てるから宜しくーッ!!」

「え!ちょっ‥えええっ!!!ちょ、いっぺんに言いすぎだって!!」

「へへへっ!やっぱ面白いなデイダラちゃんは!」

「ひ、飛段と角都の先生が‥?」

「おう!苦労したぜアイツ!仕事とプライベートは別だァア!て言って全然相手してくんなくてよー!」

「へ、へぇ‥」

「デイダラちゃんたちはサソリちゃんから告白してきたんだろ?」

「おまえっ!!声でかいんだよ!!うん!!」


飛段の口をガッと押さえて近くにサソリが居ないことを確認する。
どうやら担任同士の打ち合わせに出ているようだった。
デイダラはホッと肩をおろすと そっと飛段から手を離す。


「ぶはっ!!大丈夫だってデイダラちゃん!サソリちゃんも角都も打ち合わせに出てるから平気だって!」

「周りのやつに聞かれたらどうすんだよバカ!!」

「大丈夫!大丈夫!」

「なんでお前はそんな普通なんだ!」

「誰だって好きな人は出来るじゃん?」

「根本的に違うだろ!‥いや、合ってるのか?うん?」

「まーまー!難しいことよりお泊まりエンジョイしようぜ!」

「お、おお‥」



「デーイダーラさーんっ!」

「げっ!ト、トビ‥」

「よお トビ!グッモーニン!!」


ハイテンションで駆け寄ってきたのはデイダラが一足退くトビだった。
嬉しそうにくねくねさせながらデイダラに近付く。


「今日は寝かせませんよー!!」

「オ、オイラはちゃんと寝るからな!うん!」

「あー!楽しみだなー!僕絶対デイダラさんの隣で寝ますね!!あ!夜中トイレに行きたくなったら遠慮なく言ってくださいね!僕も言うんで!!」

「言わねえ!!そして言わなくて良い!!うん!!」

「またまたー!今日行く暁山って、出るっていう噂あるんですよー!」

「‥え?」

「あれ?知らなかったですかデイダラさん!あそこ心霊スポットとしてちょっと有名なんですよ!」

「ふ、ふーん‥」

「怖いんですかデイダラさーん?」

「べべ、別に?オイラは幽霊なんて信じてねぇからな!うん!」

「強がんなくても良いですよ!僕がいるんで大丈夫ですよ!」

「‥うるせぇなお前は!いちいちオイラの保護者ぶるな!うん!」

「照れちゃって!かーわいーい!」

「照れてねえええ!!!」


先が思いやられるデイダラの前にクラスで集合と言われたのでトビに手をとられ、引っ張られていった。
こんな所を絶対にサソリに見られたくないとデイダラは心底思っていた。



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トビくんも攻める!!!(笑)


 

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