NARUTO

□雷遁対策!
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「しかし‥なんでお前はそんなに雷遁に弱いんだ」

「知らんよ、うん!生まれつきそういう体質なんじゃないのかい?」

「ただのド変態だな」

「な、なんで!?」

「他のはそんな弱点無いくせに雷遁にはとことん弱いじゃねえか」

「だから何だってんだ!うん!」

「つーか弱い電気浴びさせたぐらいであんあん言ってたら誰も集中出来ねぇだろうが」

「オイラはそんなん言ってないぞ!うん!」

「黙れ淫乱ドM変態マゲ野郎」

「前から思ってたんだけど、そのあだ名‥なに?」

「細かい事は気にすんな。それより俺が考えた雷遁対策の方法がある」

「え、マジでか‥うん」

「抗原抗体は知っているだろ?病原菌となる抗原が体内へ侵入した後、体内でその抗原と反応するための抗体を作り出して体液中に出させる。」

「フム‥」

「つまり!お前に雷遁を当てまくれば体内で抗体を作り出してたちまちお前は雷遁に強くな「ちょっと待てぃ!!うん!!」

「‥‥なんだよ。俺の仮説にケチつけるっていうのか?」

「良い年こいたオッサンが頬ふくらますな!つーか仮説も何も雷遁は病原菌じゃないんだから抗体なんて作ってくれやしないよ!うん!」

「分かんねーぞ?お前、さては雷遁食らわせられるのが恐いんだろ?」

「(やべ!!バレてる!)‥そ、そんなことないぞ!うん!」

「ほぉ‥そうか」


そう言うとサソリはニヤリ、と楽しそうに笑い、ひとつの巻物を取り出す。
ボン!と煙と共に現れたのは一体の傀儡だった。
デイダラは嫌な汗を流してサソリの出した傀儡を見つめる。


「旦那‥これは?」

「最近ゲットしてきた雷遁使いの傀儡だ。コイツは様々な雷遁の術をいっぱい覚えてやがるぜ?」

「わ、わー‥旦那いつの間に」(棒読み)

「クックック!出した瞬間から既にコイツは弱い雷遁の膜をまとっている。三代目ほどではないが、なかなか苦労したんだぜ?」

「へ‥へーえ」


デイダラは焦っていた。
これほどにまでサソリが本気になっているとは思ってもいなかった。
よほど自分の雷遁に対しての苦手さを克服させようとしている、デイダラは悟り切った顔をしながら思っていた。
ひとつ、ため息をついてから「諦めよう‥」と小さく呟いた。


「さぁ、どうする?クックック!」

「いや、あの、ほんと‥すみません‥うん」

「なにが?」

「オイラが雷遁弱いばかりに‥」

「いざとなったら俺が守ってやるよ」

「だ、旦那‥!」

「だからお前は雷遁の抗体を作れ」

「‥‥‥」

「さあ行くぜ!雷遁‥「一瞬だけ キュン!てなったオイラがバカだったあああ!!!」









(誰が逃げていいなんて言ったァ!?)

(旦那の鬼畜ーっ!!うん!!)

 

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