NARUTO

□雷遁対策!
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「‥おまえいっぺん雲隠れ行って雷影に会ってこいよ」

「やだよ!絶対殺される!!」

「体型のわりにかなり素早い らしいからな。気をつけて行ってこい」

「だから行かないってば!うん!」

「わがまま言うな。これもお前のためだ」

「いつもいつも無茶苦茶なんだよ旦那は!!誰が何と言おうとオイラは絶対に行かないからな!うん!」

「‥‥‥‥‥いきなり雷影は飛びすぎたな、ごめんなデイダラ」


サソリは、先程と違う態度で「悪かった」と言って優しくデイダラの頭を撫でる。
それがデイダラには不自然の塊にしか見えなかった。
されるがままにデイダラは撫でられていたが、そのサソリの腕を掴む。


「‥‥‥」

「‥なんだデイダラ」

「や、何かありそうだな、と思って」

「クックック‥別に?何もねぇよ?」

「う、うそだ!旦那がその笑い方するときって何かしらオイラにやらせようとするじゃないか!うん!」

「そう俺も意地悪じゃねえよ。デイダラはたった一人の大切な相方でもあり俺の恋人だ。いざとなったら本当にお前を守ってやるぜ?」

「旦那‥!」

「というわけで今からこの大荒れの外に遊びに行くか!!」

「やだ!行かない!!」

「んだと!?」

「何でそんなに目を輝かせて言えるのさ!」

「雷と雨‥自然の中の立派な芸術じゃねえか‥それを!俺らが身体で芸術を感じに行くんだ!!」

「何かやけに説得力ある言い方だな‥うん」

「案外楽しいかもしれねえぞ?お前の苦手なものの原点、雷を見に行くのもな。ついでに雲隠れにも行くか!クックック!」

「い、嫌だって言ってるだろう、うん!」

「おーおー、もっと嫌がれ!拒め!ゾクゾクするぜ!」

「変態!!」

「クックック!泣いても無駄だぜ?」


デイダラの目からポロポロと流れる涙。
雲隠れなんかに連れていかれたら確実に雷影にぶっ殺される事は目に見えているデイダラには知らず知らず涙が出てきていた。
しかしドSなサソリには雲隠れに連れていくというのは冗談の内の一つであり、本来の目的はデイダラの拒む顔が見たかっただけのものだった。

単純なデイダラの性格を突いたサソリの勝利であった。


「全く‥お前は本当に単純だな」

「‥うっ‥えぐっ‥?」


泣きながらグシャグシャになったデイダラの顔を撫で、頬に唇を落とす。
何が何だかよく分からないデイダラに笑いながらサソリは今度は唇に触れるぐらいのリップ音をたてるキスをする。


「雲隠れなんて危ねえ所、俺が連れていくわけないだろ」

「‥え、」

「(雷遁にあんな弱い所も可愛すぎるけど‥)お前は俺が守ってやるよ」

「だ‥だんなぁ!!」


ヒシッ!とサソリに抱きつくが、その直後にサソリの意地の悪い思考がまわり、
不適にニヤリと笑うと、身体中を小さな電気でまとう。


「クックック‥だから俺にくっつくなって言ったろ?」

「!?、わっ!」







(楽しい奴!)

(も、もうその電気やめておくれよ、うん)

(俺を誰だと思ってるんだよ?)

(変態ドS鬼畜)

(よく分かってんじゃねえか)

(うあっ!で、電気‥強くしないで!)


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イチャイチャ(^q^)‥?


 

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