NARUTO

□休日の朝
1ページ/1ページ



アンケートより!旦那生身!
--------------------------


「どういう‥ことだ?」


どうもこうも今、俺は生身に戻っている。
何故だ?朝起きたら自分の身体がいきなり生身って‥漫画か!いやいや、常識を考えろ!
つーか布団って、こんなに重たかったのか?うわー久々の触れてる感覚マジきもー!


「旦那ー!おはよー!」

「うわわわっ!!」


突然入って来たデイダラに俺は戸惑いを隠せなくて肩まで布団を被った。
何で見られたくなかったのかは自分でも分かんねえ。咄嗟の判断ってやつだな。
そんなデイダラも不思議そうに青い目で俺を見つめてくる。相変わらず可愛い目をしている‥じゃねえよ、とりあえず俺は作った様な顔でおはようと返事を返す。


「?‥旦那、どうしたんだい?いつもなら"おはようの ちゅーよこせ"とか言ってから起きるのに今日は珍しくもう起きてるね!うん!」

「あ?お、おお‥何か、目が冴えて‥」

「なら一緒にテレビ見よ?昨日の録画したやつ旦那も見たいって言ってたろ?うん」

「‥い、いや、それは今度で良いんだけどよ」

「‥?」


何だ‥何なんだこの感情
久しぶりにすげードキドキしてる‥
デイダラと話すの、俺本当はすげー緊張してるって事になるのか?
いつも感情だ表情だ言われてたけど正直くだらねぇとか思ってた自分が居たわけで。
いざ自分が携える事になると、こんなに緊張するもんなのか

ていうか、コイツに俺が生身になったという事すら言えない‥

カーーッ!!中学生か!!
いまどき中学生でも居ないだろ!!
何なんだよ俺ェ!!


「ど、どうしたんだい旦那?」

「‥あ?俺いま何かしてたか?」

「頭かかえて暴れてたよ?うん」

「‥‥‥(呆れて何も言えねぇ‥)」

「それより、さっきから思ってたんだけど‥何で布団かけた間々なんだい?」

「さ‥‥さみぃだろ」

「寒い!?今日は結構暑い日だぞ!うん!」

「何でも良いだろ!!」

「うん?それより旦那に寒いとか感情はないはず‥」

「(やべっ)」

「何かおかしい!旦那!今日は夏のような気温の日だぞ!うん!!」


そう言うとデイダラはガッと布団をはがすと今まで以上に大きな目がこっちを見る。
確かに今日は暑いな
こんな感情も久方ぶりだな
そんな事を思っていればデイダラは俺の両肩を掴んで軽く押してきた。おいおい、俺は受けじゃねぇ。


「‥旦那、生身‥?」

「んだよ」


ビックリしてるデイダラは隙だらけだ。
そんな奴の唇を己の唇で塞いでやれば間を空けてから再度驚き、ゆっくり目尻を下げてくる。
俺は正直コイツのこの瞬間の顔が好きだったりする。
何つーか、俺を許してくれているというか全てを俺に任せてくれている感じがする。
舌を侵入してやればコイツも俺の舌に絡んでくるように触れてくる。
唾液も頬を伝って息苦しそうにデイダラが顔を歪ませたのでゆっくり唇を離すと一本の線が俺たちを繋ぐ。


「‥んっ、だんな‥‥あったかいね」

「‥」

「どこ触っても、熱がある」

「ああ」

「‥おいら‥‥もっとだんなと、き‥きす、したい‥うん」

「ククッ!いっくらでもやってやるよ。何なら下の口も満たしてやろうか?」

「うぐっ!!///」


ちょっと冗談を言ってやればコイツはすぐに顔を赤くする。
そんな頬に触れてみれば熱いぐらいの熱が伝わってくる。本当にコイツは、
そのまま顔を近づけて俺たちはまた長いキスを交わした。



-------------------
生身設定キタ!!キタコレ!!と思いながら勢いで書き上げました!!
いつもはナチュラル〜に生身なんですが今回は敢えて久々生身!みたいな感じに書かせていただきました!!

一瞬デイサソになりそうで焦った自分がいた‥。


 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ