NARUTO

□寒い日に
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**前遍**



「思ったんだけどよ
お前、まさか1年中サンダルっつうか下駄っつうか…
とりあえず寒くねぇのかよ」

「思ってたなら靴の1足や2足、俺に買ってくれたって良いんじゃねぇのか?」

2人はとりあえずソラの寒そうな青白い足を見つめながらも淡々と言葉を並べていく。
季節は冬。白銀、とは言い切れないが少々真っ白な雪が積もっている中で
家の周りに積もった、まだ誰も触れてなどいない雪をどかしていた所だ。

1年中いつでもどこでもソラの足は こんにちは と訴えてくる様に露出していたので
実の父親でもあるカズマも冷えるのではないかと多少の心配は有った。


「寒く…ねぇの?」

「誰が何と言おうとさみぃ、」

「靴…買ってやろうか?」

「マジで?!!」


その言葉を聞いた途端、
一瞬でソラは薄暗かった顔色を明るく直し、冷たい雪の上でぴょんぴょんととびまわる。


「先に言っておくが、
んなに値を張るもんは買わねぇからな」

「分かってるって、やったぁ♪」


カズマは一息吐いてから財布は大丈夫だろうか一瞬心配になったが
目の前で嬉しそうにとびあがるソラを見て、そんな心配もどっかに吹っ飛んだらしく寒そうにしもやけとして赤くなったソラの足に靴を履かせてやろうと思っていたのであった。




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つづく(^p^)/




 

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