NARUTO

□02/14
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「お…?」

今朝は非常に冷たい空気で、吐く息も白くて外を歩く人たちは皆して
マフラーやニットの暖かそうな帽子を被って防寒対策をしている中、ペインは寝起きのパジャマの間々、髪の毛をくしゃっとしながら
ポストの中を探り始める。

すると、




「ちょ、今日って……」

辺りを見回してから誰も見ていないというのを確認し、
さっと素早くポストからの郵便物を自分のパジャマのポケットへ収納する。

そして何も無かったかの様にいそいそと室内へと戻るペイン。
この時、ペインは知らなかった(^::^)
約一名、この現場を見てしまった人物が居たという事を……



リビングでは普通にいつも通りデイダラは粘土をいじり、小南はオムライスを作り
イタチは団子を食べていた。
何処と無く変わりの無い風景をニコニコしながら見つめるリーダーを見たサソリは
一瞬きもっ!とか思いながらも言葉をぶつけていく。


「おい、何だお前キモいぞ」

「今は全てが幸せな風景に見える」

「何だお前、キモいぞ」

「そんな事言って、大人になれないぞ?」

「てめぇ!!気持ち悪すぎんだよ!!引っ付くなキモい!!」


「ちょ、オイラの旦那に何やってんだよクソペイン!!」

「もう皆ありがとう(^::^)」


かなり変だと思った一同はもちろんドン引きした。
割って入ったデイダラもサソリと一緒にペインの胸の中だったがサソリだけ救出し、引いた。


「ちょっと何あいつ、マジ痛くない?うん!!」

「てか、早く着替えたらどうなんだよ」


デイダラとサソリの言葉を聞いて急いで自室に戻ると
いつもよりピシッとした格好で出てきた。
近寄ると何か変な香水みたいな匂いも漂う…。
よく居ますよね、何かはりきりすぎて沢山の香水いっぺんに付けてく人
どんな匂いかは貴方の脳内変換で♪←


「ふっふっふ…ずっと黙ってたが、今日は何月何日か知ってるかい?」

変な匂いと一緒に何処からか出てきた薔薇の花も少し枯れている気がした。
花びらも しおれている…。

「今日…?2月の…」

「14日!!つまりバレンタインデーなのだよ!!じゃじゃーん!!」

小さな声で決まった とか聞こえてきたけどそんなのどうでも良かった。
しかもペインの片手には四角く収められた箱。
開けた形跡が有り、甘い匂いがするのでチョコレートだったのだろう。

はぁ と溜めた息をイタチが吹き返すとペインの足元から、にゅっと出てきたゼツが簡単に説明し始めた。

「モウ皆チョコハウンザリナンダヨ」

「え?どういう事?(^::^;)」

「そのチョコは皆貰ったんだよ?とある人からの義理チョコだよ」
「ベツニお前ガ好キトカデ贈ラレタンジャネーヨ」

「それに、俺もチョコいっぱい過ぎて困ってんだよな」


ペインの目の前には贈られてきたチョコを積み上げた玉座に座るサソリの姿。
それに俺、食えないし そう言うと目の前でニヤリと笑ってきた。


「え、じゃあ何何?!結局これは本命じゃなくて義理だって言うの?!!」

「当たり前だろ」

「………」

何かがぐっさりと心に刺さった。
その後に食べた義理チョコはとっても美味しかったそうです。


最後にペインさんから一言有りますよ(^::^)




「皆、早とちりしちゃあ、駄目だぞ?」


はい。気を付けちゃって下さいね^^/

おわり


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何だ、この終わり方…



 

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