いち
□雀
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あれからいったいどれだけの時が流れたのか。
途方もなく永いような、それでいてまだ幾分も経っていないような。
思考を失った頭は時間枠さえ分からなくなり、山道をただたださ迷った。
たくさんの血が流れた。敵味方見境なく流れた。
何がどうなったのか分からず、ただ主の身だけ案じた。
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