夢の回廊




夢に
しがみつくことが


どれほどに
愚かであることか


わかっているのなら
此処まで堕ちていないさ


愚かと謗られることよりも
至高の望みを
抱き続けることに賭けた


生きる意味を
そこにしか見出だせぬ
この体を
責めたところで
どうすることも出来ず


笑われながら
己の夢を
見上げるしかない


いつまで
見上げてればいいんだろう

いつまで
手を伸ばし続けるんだろう


遥かなる光を
夢現に見ながら
己の
夢に酔う






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