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□彼女相棒
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夜の廃工場…。


湯川は、ボンヤリと目を覚ました。
頭が鋭く痛む。

少し覚醒すると、現状を把握しようと記憶を辿った。



湯川と内海は最後の現場検証に来ていた。

"そうだ…"


廃れた工場の入り口まで来た時、内部で物音がしたのだ。そして内海が先に工場へ入っていった…。

そして、直後…――


湯川の記憶は、そこで途切れていた。
それでも頭の痛みから、殴られたらしい。と言うことは分かった。
さらに、ここは工場の内部であることも見てとれる。
 
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