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□紅い衝動
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紅く…甘い夢――


最近良く見る夢だ。

アルコールのせいか、いつもよりリアルで…感情が舞い上がる。

目の前に現れたのは彼女の幻影

濡れた瞳と、潤んだ唇が無防備に晒される。

迷う事なく掻き抱くと、腕の中へと閉じ込めた。
甘く香るしなやかな髪に指を絡ませると、彼女の瞳が僕を捕らえる。



唇を寄せれば、酷く甘美な衝動が身体を駆け抜けた。
 
 
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