きまぐれ小話5

□トリック・オア・トリート!
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「へ〜い桂、縛らせろィ」
 
「全力で断る!!」
 
「何でィ、今日はハロウィンだってのに、つれねーなぁ」
 
「当たり前だ!貴様、縛らせろと行って立ち止まる者がこの世にいると思っているのか?」
 
「マゾなら止まるだろ」
 
「ではそのマゾとやらに言ってくれ!」
 
「あいにくこちとら、自分から身を捧げる奴なんぞに興味はないんでさァ」
 
「こんの……それでも貴様は警察か!?」
 
「逃げ回る奴をじわじわ追い詰める……結構楽しいですぜィ?」
 
「だ、だが残念だったな。俺は逃げ足だけは速………おわっ!!??」
 
「落とし穴成〜功〜」
 
「卑怯なっ!」
 
「さ〜て…どう調理してやろうか?」
 
「ま…待て、話せばわかる…」
 
「お〜、いいねぇその恐怖したツラ」
 
「悪趣味にも程があるぞ!?」
 
「安心しろ、一生牢の中で可愛がってやっから」
 
「安心出来るか―――っ!!エリザベス!」
 
「なっ、あのペンギンもどき…!」
 
「助かった、エリザベス。このまま逃げきれ!」
 
「ちょっ、待て!!」
 
「ハロウィンとやらをもう一度学んでから出直して来い!」
 
 
 
 
「おーおー、今日もやってるなぁ、総悟の奴」
 
「どうせ牢に閉じ込めておく気なんざねーくせに」
 
「トシもわかってたか。あいつはああして逃げる者を追いかけている時が1番楽しそうだからな」
 
「全く…捕まったのはどっちやら」
 
 
 
 
 
 
―――――――――――――――
どうしてもギャグになります。
追い追われる、そんな関係。
2010.05.12移動

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