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□しあわせすぎて死んだかと思う
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朝、小鳥のさえずりとキラキラの朝日で目覚めて、隣にあなたの寝顔をみつけた時。
「おはようございます、高成様」
まだ眠るあなたを起こさないように、小さな声で話しかけたとき。
そしてあなたの頬に触れるだけのキスをして。
顔がほころぶ。
その時間があまりにも穏やかで、あまりにも綺麗で、まるで思い出のようだから。
「高成様…?」
あなたに触れて確認する。
生きてますよね。
私たち。
現実であることを確かめる。
それくらい、今がしあわせなんです。