BLEACH

□やみつき
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『ギン……』

ギ「なんや?」

『……あんまり引っ付かないで』




三番隊隊長である市丸ギンは隊長補佐であるなまえを後ろから抱きしめている

運が良いのか悪いのか今は二人しかいない




ギ「なんでなん?久しぶりの二人っきりやん」

『動きにくいし、ちゃんと仕事してっ』

ギ「そんな怒らんといてえなぁ……て、なまえ」




芝居がかったギンの言葉に突き放すような言い方をするなまえ

ギンが顔色を窺ってみると




『ちょ、見ないで』

ギ「なんや、顔赤くして」

『し、してない』

ギ「こんなんで恥ずかしいん?」

『うるさ、い』




新しい玩具を見つけたかのようにギンの声色は明るい


なまえは後ずさりをする

ほぼ同時にギンが詰め寄る


その繰り返しをするといつの間にかなまえの後ろには壁




『ギン、近いっ』

ギ「なまえは恥ずかしがり屋やなぁ」

『だってっ』

ギ「だって?」

『……ギンと二人っきりとか久しぶりだし』




目を背けながら小さく、だがハッキリとしたなまえの言葉

頬は赤く染まっている




ギ「……好きやで」

『ぎ、んっ』




ソッと触れるだけのキス


こんな時間がずっと続けばいい

なんだかんだでギンにどっぷりなのは本人には秘密




END
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