Baby Birds-小さな鳥-
□6試合目
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百「――さて……」
『……』
放課後の体育館
私達男子バスケ部の練習は終わり
練習は、ね
百「零夏、逃げんなよ」
『ΣΣっ、だって私関係ないじゃん!!』
いつもいつも練習後は付き合わされる
私が加わったところで百兄が負けるのは変わらないのに
百「例のヤツやるか?」
『はぁ……』
これは真剣に逃げ方考えないとなぁ
女子「なになに?何が始まんの?」
『円姉さん助けて下さい!!』
円「まぁまぁ
練習後のフリースロー対決よ」
私を宥めながら他の先輩方に私達が何をするか説明する円姉さん
ただのフリースロー対決なら喜んで参加する
でも今からやるのはモップ掛けと明日の準備をするという罰ゲーム付きだ
空「スイマセン、それじゃお先に……」
百「とっとと失せろ!!このドチビが!!!」
『お、ラッキー2番目』
百「え、ちょ……」
まぁいつも罰ゲームは百兄がするんだけどね
そこまではまだいい
でもさ……
百「……零夏、俺のこと待っとくよなぁ?」
『……』
これは脅しだよねぇ?
いくらなんでも明日は試合なんだから早く帰って寝ないと
百「今日は期間限定だぞ?」
『……わかった』
あぁ!!
また食べ物に釣られてしまった!!
だから嫌だったのに……
…