今ここから…
□始動
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『ふぅー。ここまで来ればいいかな。』
智佳達三人は今中庭にいる。
といっても一護は強制的に連れてこられただけだ。
「ここまで来て何すんだ。そこのえーと・・・誰だ?。」
『智佳って言うの。私はルキアと同じ死神。
喜助に頼まれてあなた達をサポートするためにこの学校に来たの。』
簡単に説明したと思ったが、一護は口をポカンと開けている。
「そういうことだ。死神の力が貴様に渡ったため貴様が死神としての仕事をする。
しかし貴様だけでは心配なので智佳がサポートするのだ。」
さっきまで黙って話を聞いていたルキアが、動きが止まった一護に言い放つ。
「断る!」
ビシッという効果音が出そうなぐらい手を×にして言い張る一護。
『・・・えっ?』
いきなりの発言に智佳は固まってしまった。
ルキアは何か言いたそうにしている。
『もしかして・・・一護に死神の仕事受けてもらってないの?』
「・・・そうだが昨日はちゃんとやっていた。」
その言葉に一護は「昨日は身内が襲われてたから」と理由を言う。
「―ならば致し方ない。」
『・・・しょうがないっか。』
そう言いながらルキアは手袋の形状をしている悟魂手甲を出し、一護の顎を勢い良く押し、智佳は丸薬の形状をした義魂丸を取り出し、飲み込んむ。
すると二人の魂が抜けた。
『じゃあ行って来るから大人しくしててね。』
智佳は自分の体に入った改造魂魄に指示する。
「おい!ついて来い!」
ルキアの言葉に二人は一護の本体を放置して行ってしまった。