今ここから…

□怪物と転入生 [打ち倒す]
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『夏梨ちゃん大丈夫かな……』



無事に夏梨を家まで連れていった

だが夏梨の体調が良くなったわけではない



一「アイツは……おふくろが死んでから泣かなくなったんだ」



不意に一護によって話が変わる

それも悲しいことをさらっと言って



『え……』

一「昔は今じゃ考えられないぐらい泣き虫だったんだ

  でもおふくろが死んでから……」



1年生の時に6年生とケンカして負けた時も

2年生の時に校長室にボールブチ込んで長い説教くらった時も

3年生の時に遠足で足の骨折った時も



一「一回だって泣かなかったんだ」

『だったら……だったら尚更あの霊を助けてあげなきゃね』

一「……あぁ」



泣くなよ夏梨――



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「ルキア様!!」



智佳――の姿をした義魂丸が声を張り上げる

その声の先には突如現れた虚に殴られたルキアがいた

ルキアは咄嗟に手をつき態勢を立て直す



[へぇ……一発で死なねえか…中々やるじゃねえの…

それにアンタら俺が見えるみたいだしよォ……一体何者……ッ!!]



虚の長々とした話を二人は無視し、弱点である頭を攻撃する



ル「"君臨者よ!"――――」

「……成程、鬼道ですか」



その中でルキアは何かの呪文のようなものを唱える

それに気づいた義魂丸は被害を受けないために飛び退く



ル「破道の三十三!!蒼火墜!!」



ルキアの言葉を合図に掌から蒼い炎が飛び出す

その炎は虚を目がけて爆破した



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