GS2夢小説

□Rainy day
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これは直兄の曲
『Rainyday』
を聞きながら浮かんだです☆





雨…

彼女と最初にあったのも
こんな雨の日だった…


僕が公園の側を通りかかると

こんな雨の日に
傘もささずブランコに座っている人が見えた

『あれは…間違いない!!!』

何度も偶然出会った彼女だった…

僕は咄嗟に駆け寄り傘を差し出した

『どうしたの?
傘もささないで、風邪…っ!!』



彼女は泣いていた…

誰もいない公園で
声を押し殺すように

静かに泣いていた

僕は初めて会ったあの時から
彼女に惹かれていた

何度か運命的な出会いを繰り返してるうちに

気がついたら

好きになっていた

だけど 彼女には彼氏が存在していた…

僕はそれでも

諦められなかった…

こんな偶然二度ない

運命だと感じたから

簡単には諦めたくはなかった
僕はそっとハンカチを出して
雨に濡れた彼女の顔を優しく拭き取った

『大丈夫?なにがあったの?』

彼女はただただ泣いていた

「瑛と…彼氏と…別れちゃった」

僕が一番願っていたこと…

彼女が彼氏と別れた…

こんなこと不謹慎だと思うけど…

僕にとって凄く嬉しい言葉だ

「お前・・・には・・・ついていけ・・・ないって・・・」

彼女は無理矢理な笑顔を作り僕に言った

その顔が とても切なく
今すぐ抱き締めたい衝動にかられた

その衝動を今は、まだ我慢した

『そっか…』

としか言えなかった…
彼女にかける言葉なんて見つからなかった…

だって彼女には悪いけど

僕にはとても嬉しいことだから

今度は僕が君を幸せにする番だ

ようやくこの時が来たんだ

こんなチャンス逃さない

逃すわけない

だって君を好きな気持ちは
誰にも負けない自信がある

彼氏だった奴なんかよりも
僕のほうがずっと君を好きだったんだ

溢れる想いが止まらず

気がつけば…君を、きつく抱き締めていた…





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