シャルルル
□スザルル
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「へぇ…、良い顔。良いね、そそられる」
顔を近付け、意地悪く笑ってみせると、奴は頬を赤らめながら、俺を睨み据える。
「そうやって、わざと俺の事誘ってるの?」
「違う…!!誰が貴様の事を…!!」
「へぇ…、言うねぇ。お前、性奴隷何だろ?だったら、俺の事気持ち良くさせろよ」
「ひっ…!!」
脚を開かせ、淫口の回りに指を這わすと、奴は小刻みに震え、首を左右に振る。
「嫌だ!!嫌だ!!」
「嫌じゃないだろ?嬉しいんだろ?此処に指挿れて、中ぐちゃぐちゃに掻き乱してもらうの、好きなんだろ?」
「あっ…!!」
指を軽く淫口に当てると、奴の意思とは反対に、自ら喜んで指を飲み込んで行く。
「へぇ…、しっかり仕込まれてるじゃん」
俺ではない『誰か』によって調教された、俺の知らない身体に腹を立てている自分に気付き、思わず嘲笑してしまう。
嫉妬しているのか?
俺ではない男によって、貪られ、変わってしまった身体に。
馬鹿だな、俺は…。
このくだらない独占欲が、自らを滅ぼすというのに…。
「面倒臭いから、もう挿れるぜ?」
「あっ、ヤダッ…!!」
「俺に指図するな!!」
ズブリ、と勢い良く、俺の性器を、背後から奴の淫口に突き刺した。
「うああぁぁっ…!!」
悲鳴に似た叫び声が、静寂な牢獄の中に響き渡り、胸が高ぶる。
もっと泣け。
もっと喚け。
俺の心を、どす黒い感情が満たし始める。
あぁ…。
そうだ、この感覚だ…。
「いた…い……、抜い…」
「何言ってるんだい、ルルーシュ?痛くなくちゃしょうがないだろ?」
「うぁっ……!!」
裂けて悲鳴を上げている淫口の中を、容赦なく腰を動かし、突き進む。
俺の性器が、滴る奴の血によって、赤く色付く。
「…汚らわしい…!!」
「ふぐっ…」
性器に付着した奴の血液を指に絡め、奴の口に無理矢理含ませる。
「舐めろ」
「うぅっ…」
「早くしろ」
「…ふっ…、はっ……」
苦しげにピチャピチャ、と俺の指に舌を這わせ、舐め取って行く姿は、男の性器を幾度も舐めている事を容易に想像させた。
「クソッ…!!」
「ひゃあっ…!!」
怒りのまま、奴の性器の根本を握ると、ビクン、と身体を弓なりにしならせ、奴は苦しさに涙を零す。
「お願…、離し……」
「駄目だよルルーシュ。君は苦しまないといけないんだ」
そう…。
「死ぬ事も許されぬまま、死よりも辛い罰を…、永久に…」
一生君を、傷付けてあげるから…。
それが、親友だった俺から、君へと捧げる、ささやかなプレゼントだよ…。
【籠の中の玩具】
『スザルルEND』
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